イタリア代表はキエーザの復活を待っている 2026W杯へ攻撃ピースが限られている苦しい現状

リヴァプールでは出番を失ったキエーザ photo/Getty Images

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まずはクラブでの出番確保が先決

昨夏にリヴァプールへ移籍したものの、466分間しか出番をもらえないまま2024-25シーズンを終えてしまったFWフェデリコ・キエーザ。

指揮官アルネ・スロットの構想から漏れているのは明らかで、今夏の香港と日本で行われるアジアツアーのメンバーからも外れている。これは移籍のための動きではないかとも言われるが、『Football Italia』はイタリアサッカー界がキエーザの移籍を待っていると伝えている。

リヴァプールで出番を失っていたとはいえ、キエーザは今もイタリア代表にとっての重要戦力と考えられているからだ。これはイタリアの苦しい事情も関係していて、今のイタリアはセカンドストライカーとして違いを生み出せる選手が多くない。最前線ではマテオ・レテギやモイーズ・キーンが成長しているが、攻撃陣はまだまだ層が薄いのだ。
キエーザはウイングやセカンドストライカーとして働くことができ、EURO2020ではキーマンとしてイタリアの優勝に貢献している。同メディアはキエーザが2026ワールドカップへの戦いでもキーマンの1人になれると考えており、そのためにもまずはクラブで定期的にプレイしてもらう必要がある。

イタリア国内のクラブがキエーザに関心を示しているようで、2026ワールドカップのことを考えれば慣れ親しんだセリエAに戻るのが1番の選択だろう。



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