レアル・マドリードFWゴンサロ・ガルシアに移籍の考えなし プレミア3クラブからのオファーを辞退

レアル・マドリードのゴンサロ・ガルシア photo/Getty Images

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クラブワールドカップでブレイク

シャビ・アロンソ体制での初陣となったクラブワールドカップでは、レアル・マドリードはパリ・サンジェルマンに0-4で敗れて準決勝敗退に終わった。しかし、タイトル獲得こそ逃したものの、ディーン・ハイセンやアルダ・ギュレルら若手選手達が期待以上の活躍を見せ、新シーズンに期待を抱かせる一定の収穫があったことも確かだ。

ゴンサロ・ガルシアの台頭もシャビ・アロンソ監督にとって嬉しい誤算となっただろう。エンドリッキの負傷離脱によって急遽サテライトチームから帯同メンバーに加わったガルシアは、6試合に出場して4ゴール1アシストを記録。前線で精力的に動き回ってボールを引き出し、さらに要所で確実にチャンスをものにする決定力の高さでレアルの攻撃を牽引した。

このクラブワールドカップでの活躍によって、ガルシアにはトップチーム定着への道が拓けた。クラブ首脳陣が2027年6月末までとなっているガルシアとの契約の早期延長を検討していることに加えてシャビ・アロンソ監督も同選手を新シーズンに向けたチーム構想に加えているとされ、これによってエンドリッキやロドリゴに移籍話が持ち上がっている。ガルシアはキリアン・ムバッペに次ぐ2番手のセンターフォワードの最有力候補と言っていいだろう。
また、ガルシア自身も他のクラブに移籍するつもりはなく、このままレアルに残留することを希望しているようだ。スペイン紙『AS』によれば、ガルシアに対して既にイングランドの3つのビッグクラブからオファーがあったものの、同選手はこれらを全て拒否したという。

昨シーズン同様の過密日程が組まれている新シーズンでは先発メンバーのローテーションが必須であり、ガルシアにも一定の出場機会が与えられる可能性が高い。彼がそこでまた結果を出せば、レアルの前線の勢力図はさらに変わるかもしれない。その意味ではガルシアこそ今のレアルのキープレイヤーの一人と言えるだろう。

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