初参加の2006W杯から20年 メキシコのレジェンドGKが目指す“6度目”のW杯参戦「チームに貢献できることはまだまだあると思っている」

メキシコ代表のゴールを守り続けてきたオチョア photo/Getty Images

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今夏のゴールドカップ制覇にも貢献

今月7日にゴールドカップ決勝でアメリカに勝利し、トロフィーを手にしたメキシコ代表。ゴールを守っていたのはクラブ・アメリカに所属する28歳のルイス・マラゴンだったが、ベンチには代表で150試合以上をプレイしてきた大ベテランGKギジェルモ・オチョアも控えていた。

今回の優勝により、オチョアがゴールドカップを制したのは6回目となる。代表デビューした2005年から20年間も代表で戦っていることになり、同国にとっては特別な存在であり続けているのだ。

今月13日には40歳の誕生日を迎えたが、オチョアに歩みを止めるつもりはない。自身6回目の参戦となる来年の2026ワールドカップも視界に入っているようで、状態が良ければ参加したい考えだ。
「ゴールドカップには何度も出場してきたけど、6回目の優勝は歴史を作るものだ。この地域で最も多くのタイトルを獲得した選手になるのは容易ではないからね。キャリアの終わりが近いことを知っているからこそ、とても特別な気持ちだよ」

「2022年のワールドカップが終わった時、誰もが僕の代表引退を予想していた。でも、僕はずっと『もう一度ワールドカップに出場したい』と言い聞かせてきた。次の参加は6回目となり、それは誰も成し遂げていないものだ。疑念を抱く人もいるけど、チームに貢献できることはまだまだあると思っている。残された時間を楽しみたいんだ。次のワールドカップ出場は目標ではあるけど、執着しているつもりはない。出場できたら嬉しいし、たとえ出来なくても最後までベストを尽くしたキャリアを誇りに思うだろう。出番がなくとも、どんな役割でも受け入れ、チームに貢献できるよう全力を尽くすつもりだ」(『Latin Times』より)。

オチョアは2006年大会から参加してきたが、2006年と2010年大会は出番がなかった。ワールドカップ初出場は2014年のことで、そこからの3大会は絶対の守護神であり続けてきた。実質は3大会しか出場していないことになるが、5回参加しているだけでも凄いことだ。

今回のゴールドカップは出番こそなかったが、オチョアの言葉通りチームの精神的支柱として2026ワールドカップもチームに帯同することになるかもしれない。



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