ニック・ヴォルテマーデめぐるクラブ間交渉が難航 バイエルンとシュツットガルトの間に移籍金で大きな隔たり

シュツットガルトのヴォルテマーデ(左) photo/Getty Images

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3000万ユーロの差

ニック・ヴォルテマーデの獲得をめざすバイエルン・ミュンヘンと同選手の所属先であるシュツットガルトとの間で行われている交渉が難航しているようだ。

身長198㎝の長身ながら足元の技術にも秀でた万能型ストライカーであるヴォルテマーデは、今シーズン公式戦33試合に出場して17ゴールを記録。この活躍からチェルシーやナポリも獲得に向けて動向を注視していたが、ヴォルテマーデはこれらのクラブからの接触を断ってバイエルンと移籍について個人合意に達し、それを受けてバイエルンはシュツットガルトとのクラブ間交渉を開始していた。

しかしこのクラブ間交渉は、移籍金の金額に関して両クラブの間に大きな隔たりがあることから成立の目途は立っていないようだ。ドイツ紙『Bild』によれば、バイエルンが5000万ユーロ(約85億円)を移籍金として提示している一方、シュツットガルトは8000万ユーロ(約136億円)を要求しているという。
これまでの交渉で妥協点を見出せなかったことから、両クラブは交渉を一時中断し、バイエルンが現在参加しているFIFAクラブワールドカップ2025が終了した後に再開することで合意したとも『Bild』は伝えている。

フロリアン・ヴィルツをリヴァプールに奪われ、さらにニコ・ウィリアムズもアスレティック・ビルバオと契約延長で合意するなどバイエルンは今年夏の移籍市場で目論んでいた大物選手の獲得に相次いで失敗している。そのためヴォルテマーデは絶対に引き抜きたいところなのだが、シュツットガルトも彼を安売りするつもりは全くなく、交渉が再開されても成立するかは不透明だ。

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