厳しさを増すエンドリッキの状況 レアルOBはレンタル移籍での出場機会確保を推奨

レアル・マドリードのエンドリッキ photo/Getty Images

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離脱中に代役が活躍

右脚ハムストリングの負傷から復帰したものの、レアル・マドリードのエンドリッキが開催中のFIFAクラブワールドカップ2025で出場機会を得られる可能性は低いと見られている。復帰直後という時期的なものに加えて、彼の代役として招集されたゴンサロ・ガルシアが期待以上の活躍を見せているからだ。

ガルシアは、アル・ヒラルとのグループステージ初戦で34分に先制点を決めると、第3戦のザルツブルク戦、ラウンド16のユヴェントス戦でも得点をあげ、ここまで4試合で3ゴールと好調。エンドリッキだけでなくキリアン・ムバッペも胃腸炎で離脱した穴を見事に埋め、チームのベスト8進出の原動力となった。

このガルシアの活躍によって、カルロ・アンチェロッティ前監督のもとで十分な出場機会を得られていなかったエンドリッキのチーム内での序列がさらに低くなる可能性がある。それはブラジル代表の一員として来年の北中米ワールドカップに出場するという同選手の目標も危ういものにするだろう。
そのため、レアルのOBであるフェルナンド・モリエンテス氏は、スペインメディア『El Partizado de COPE』とのインタビュー取材の中で、エンドリッキにレンタル移籍を勧めている。

「私はエンドリッキがレンタル移籍で他のクラブに行くことを願っている。そうすることで彼はより多くの出場機会を得られるからだ。チャンスメーカーの役割は、ガルシアが引き継ぐことになる」

「私はガルシアのことが好きだ。彼の存在はレアルにとって良いニュースだよ。若い選手はトップチームで居場所を確保するために全力を尽くさないといけないと私はつねに思っていたが、ガルシアはそれをしっかりとやってのけた」

このままガルシアのハイパフォーマンスが続けば、エンドリッキの去就に関する動きも一気に加速するかもしれない。

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