またしてもカウンターから失点 B・シウバも反省。シティの守備の悪癖は来季の課題に

マンチェスター・シティのベルナルド・シウバ photo/Getty Images

ウォーカー不在でどう解決するのか

夏の移籍市場で大型補強を行い、クラブW杯に参戦したマンチェスター・シティ。昨季は怪我でシーズンのほとんどを欠場したロドリも復帰するとあって、優勝候補としての活躍が期待されていた。

しかし、蓋を開けてみればベスト16での敗退に。相手はアル・ヒラル、延長の末にアメリカを去ることとなった。

この敗戦についてシティのキャプテンであるベルナルド・シウバは自分たちの課題が明確になった試合だと『Manchester Evening News』で振り返っている。

「自分たちに欠けていたのは、集中力とボールを失った時のコントロール、そして組織力だった」

「ボールを失った時のトランジションをコントロールし、相手に走らせないようにするのがすべてだと思う。でも、相手は我々から逃げることができていた」

シティのサッカーはボールを保持し、相手を押し込むスタイルのためどの時代もカウンターに弱い。昨季も何度もカウンターから失点を許しており、このアル・ヒラル戦でも同様だった。

マウコムの逆転弾がまさにそうで、前がかりになったところを一本のパスで局面を変えられ、CBは追走するも相手を止められず、失点を喫している。

カウンターにめっぽう強いカイル・ウォーカーも構想外となっており、右SBの代役はマテウス・ヌネスとなっているが本職の選手ではなく、守備面ではウォーカーに劣る。

後方だけでなく前線のプレスもあっさりかわされることが増えており、前線と後方での守備の立て直しはプレミアの覇権奪還に向けて大きな課題となるだろう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.306 日本代表の本当の評価

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ