スビメンディの移籍には元アーセナルDFが大きく関係していた? いち早く獲得を勧めたのはアルテタ監督のかつてのチームメイト 「私は彼らに『マルティン・スビメンディに注目する必要がある』と言ったよ」

アーセナルで躍動するスビメンディ photo/Getty Images

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獲得は大当たり

現在プレミアリーグで首位を走り、CLリーグフェーズでも無敗で2位につけるアーセナル。今シーズンはタイトル獲得への期待も高まっている。

そんなアーセナルは今夏の大型補強は実っているが、なかでもすでに抜群のインパクトを残しているのがレアル・ソシエダから加入したスペイン代表MFマルティン・スビメンディだろう。

スビメンディはここまで公式戦14試合に出場し2ゴール1アシストを記録しており、ミケル・アルテタのチームに早々にフィットした。そんな同選手の獲得は大当たりだったが、この移籍に大きく貢献したのがナチョ・モンレアルだという。
2019年にアーセナルから移籍し、引退を発表する2022年までソシエダでプレイしたモンレアルは同クラブの生え抜きであるスビメンディの才能に感銘を受け、アーセナル時代チームメイトだったアルテタ監督に獲得を早い段階から勧めていたようだ。

「そうだ、私は彼(アルテタ)とも、それにクラブとも、ずいぶん前に話したんだ。私は彼らに『マルティン・スビメンディに注目する必要がある』と言ったよ。なぜなら、私がレアル・ソシエダに加入したとき、例えばミケル・メリーノはすでにニューカッスルやボルシア・ドルトムントでプレイしていたからだ」

「彼はすでに優れた選手だったが、マルティンはアカデミー出身でゼロからスタートした。最初から、最初の瞬間から、何か違うものが見えたんだ。特別な何かがね。この男は20歳か21歳だったが、すでに10年間プレイしていたかのようなパフォーマンスをするんだ。彼には何か違うものがあった。そして私の意見では、これは本当に、本当に良い移籍だった」

「確かに彼には多額の報酬が支払われたが、それは当然のことだ。彼はまだ若く、今後6年、7年、8年とトップレベルでプレイし続けるだろう。アーセナルにとっても、そしてもちろんマルティンにとっても、これは良い移籍だった」(『Mirror』より)

現在は代理人として働いているモンレアルだが、早い段階から古巣であるアーセナルとアルテタ監督にスビメンディの獲得を促していた裏話を明かしている。またモンレアルはリヴァプールもスビメンディに興味を示していたことも明かしたが、その時同選手はモンレアルに「レアル・ソシエダを離れる準備ができていない」と言っていたようだ。

モンレアルのおかげもあって、早い段階からスビメンディ獲得レースをリードしていたというアーセナル。約6000万ポンドを費やしアーセナルは同選手を獲得したが、ここまでのパフォーマンスだけを考えても、スビメンディの補強は大当たりだと言えるだろう。


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