マンUの“背番号7”はここから輝けるか 伝統の番号を背負うマウントの覚悟「着用するチャンスがあると知った時から、断るつもりはなかった」

マンUで調子を上げているマウント photo/Getty Images

加入以降は怪我に苦しんできたが……

マンチェスター・ユナイテッドの背番号7は特別な番号だ。エリック・カントナ、デイビッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウドなど、スペシャルな選手が着用してきた番号であり、今でも特別視される。

現在その番号を背負うのは、MFメイソン・マウントだ。近年7番を着用してきた選手は苦戦傾向にあり、それはマウントも同じだ。チェルシーから加入して以降、マウントは怪我に苦しめられてきた。

今季も怪我で思うようにプレイできないシーズンだったが、終盤戦を迎えて徐々に調子を上げている。特に8日に行われたヨーロッパリーグ準決勝2ndレグのアスレティック・ビルバオ戦では途中出場から2ゴールを挙げていて、やはり好調時のテクニックは特別なものがある。

マンUは21日にトッテナムとのヨーロッパリーグ決勝を迎えるが、この勝負の一戦でもマウントの奮起に期待したい。こうした特別なゲームで力を発揮するのが7番の選手に求められていることだ。

英『Manchester World』によると、マウントも7番に特別な思いがあると語っている。

「とてつもなく大きな名誉だ。加入する前から、レジェンドプレイヤーたちがこの番号を着けてきたこと、それがクラブにとってどんな意味を持つのか理解していた。この番号を着用するチャンスがあると知った時から、断るつもりはなかったんだ。ずっとこの機会を待っていた」

マウントとしても怪我を乗り越え、来季へ弾みをつけたい。ELを制覇すれば来季のチャンピオンズリーグ出場権を手にすることになり、マウントにとってもチームにとっても大きなモチベーションになる。トッテナムとのファイナルはマウントを含め全員のベストパフォーマンスが必要であり、かかる期待は大きい。

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