昨季はリーグ戦で19ゴールも決めたが…… レアルが問題視するベリンガムの得点減少

レアルでプレイするベリンガム photo/Getty Images

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新シーズンへチームのシステムをどうするか

個人のフォームによる問題なのか、それともシステムの問題なのか。今季のレアル・マドリードでは、MFジュード・ベリンガムの得点数が減少した。

2023年夏に加入したベリンガムは、1年目の昨季からリーグ戦で19ゴール6アシスト、チャンピオンズリーグでも4ゴール5アシストを記録してチームのリーグ&CL制覇に貢献した。

それが今季はリーグ戦で9ゴール8アシスト、CLでは3ゴール3アシスト、スーペルコパで1ゴールとなっていて、得点数は減少している。スペイン『MARCA』はクラブ側がこれを気にかけていると伝えていて、オフに原因を分析することになる。
チームシステムの変化で言えば、やはりFWキリアン・ムバッペの加入だ。昨季のレアルは絶対的なゴールゲッターと呼べる選手が存在せず、ベリンガムも積極的にペナルティエリアへ顔を出してシュートに絡もうとしていた。そこにヴィニシウスやロドリゴ、ホセルなどが絡む攻撃だったが、今季は絶対的な点取り屋となるムバッペが加入。

ムバッペは期待に応え、今季はリーグ戦で得点ランク1位となる29ゴールを記録している。この得点数は見事だが、ムバッペの加入から[4-3-3]のシステムで戦う機会が増えた。昨季はベリンガムをトップ下に置いた[4-3-1-2]を選択することも多かったが、[4-3-3]ではベリンガムの役割が変わる。

攻撃陣だけの問題ではないが、結果的に今季のレアルはタイトルを逃してしまった。チームバランスに関しては今夏にもう1度考え直すことになりそうで、新指揮官の下でベリンガムの得点力をどう引き出していくのか注目される。

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