ウニオン・ベルリンが過ごす特別な時間 6年前の男子チーム初昇格に続き、今度は女子チームが1部昇格へ

1部に昇格するウニオン・ベルリン女子チーム photo/Getty Images

女子チームの人気も上昇中

2018-19シーズンにブンデスリーガ2部からの昇格を決め、そこから1部残留を続けているウニオン・ベルリン。2018-19シーズンのブンデスリーガ昇格はクラブ史上初のことであり、クラブは特別な時間を過ごしている。

そんなウニオン・ベルリンにさらなる嬉しい出来事があった。ウニオン・ベルリンの女子チームも2部からの昇格を決めたのだ。ここまで24試合を消化し、ニュルンベルクと並ぶ勝ち点56を稼いで首位に立っている。

ウニオン・ベルリンは最初に女子チームの立ち上げからおこなっており、これまでは2部と3部を行ったり来たりする戦いを続けてきた。しかし昨季に3部から2部へ昇格すると、勢いそのままに今季は2部でも安定した戦いで史上初の1部昇格を決めた。これで男女揃って1部で戦うことになる。

チームのキャプテンであるリサ・ハイゼラーも「今の気持ちを言葉で表すことはできない」と昇格の喜びを語っており、先月26日に行われたボルシアMG戦では本拠地シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライに1万4000人ものサポーターが集まり、昇格を祝った。

「14歳の頃、女子ブンデスリーガ1部で戦いたいと語っていたビデオがあるの。今それを実現できたなんて信じられない。このクラブと共に一歩を踏み出せたことを心から誇りに思う。生まれてからずっとここにいるから、本当に特別なこと。常にこのクラブが私の心の中にある」(『The Guardian』より)。

ハイゼラーはこのように付け加えており、ウニオン・ベルリンは男女共に特別な時間を過ごしている。3部で戦っていた2シーズン前は100人ほどしか観衆が集まらなかったようだが、今では平均6000人ほどがスタジアムに入るのだとか。

来季は1部での戦いとなり、男子チームに負けないほどの注目度を集めることになるだろう。

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