英2部最下位に沈むプリマスがブレントフォード撃破の番狂わせ 「FAカップは物語そのもの。これは素晴らしい物語」

ブレントフォードを撃破したプリマス photo/Getty Images

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ブレントフォードはプレミア11位

世界で最も歴史のあるサッカーの大会と言われるFAカップ。プロ、アマチュアを問わず、FA(イングランドサッカー協会)に所属するすべてのクラブに参加資格があるこの大会の魅力の1つが格下のチームが起こすジャイアントキリングだろう。

現在3回戦が行われており、ここまではプレミアリーグのクラブが基本的に勝ち進む中、早速番狂せが。それは現地時間の11日に行われたブレントフォードVSプリマス・アーガイルの試合で起こった。

ブレントフォードはブライアン・エンベウモ(63分より出場)やヨアン・ウィッサ(71分より出場)ら主力をベンチスタートでこの試合に挑んだが、先手をとったのはプリマス。82分にモーガン・ウィッタカーが先制ゴールを挙げると、プリマスはのゴールを守りきり、1-0でブレントフォードを撃破した。
プリマスはイングランドの実質2部であるチャンピオンシップに所属するチームで現在は最下位。25試合で53失点と苦戦を強いられており、先日指揮官のウェイン・ルーニーを解任するなど、混乱の時を過ごしていた。そんなプリマスがプレミアリーグ11位につけるブレントフォードを撃破する番狂せを起こしたのだ。

今シーズン、プリマスはアウェイでの公式戦で一度も勝つことができておらず、英『BBC』によると、プリマスのアウェイでの勝利は昨年の4月以来となったようだ。勝利を予想している人が少ない中、見事ジャイアントキリングを起こしたプリマス。元イングランド代表GKロバート・グリーン氏は、これこそFAカップの醍醐味だと語る。

「プリマスにチャンスがあると考える者は誰もいなかった。彼らの祝う様子を見ると、自分たちにチャンスを与えていなかったように見えるが、それが彼らにとって大きな素晴らしい後押しになったということが私には分かる。これは物語であり、FAカップは物語そのものだ。これは素晴らしい物語だ」

プリマスはここから残留に向けた戦いが待っているが、ブレントフォード撃破は自信に繋がったに違いない。


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