夏にアーセナルを去るかもしれない11人 新シーズンに向けて「どこを切る」べきか

スミス・ロウ、ビエイラ、ジェズスらには放出の可能性がある photo/Getty Images

補強のためには放出が必要だ

現在、プレミアリーグで暫定首位にあるアーセナル。最後にリーグタイトルを獲るにしろ、2位で終わるにしろ、チームに競争力が戻ってきたということを示すには十分なシーズンだ。7季ぶりのCLでベスト8までコマを進め、リーグ戦もここまでマンチェスター・シティと張り合えることを示した。来季は、CLも含む複数コンペティションで競争力を示し続けるということがひとつの課題となるはずだ。

アーセナルにマンチェスター・シティやレアル・マドリードほどの選手層があるかと言われれば確かに疑問で、より選手層を充実させることが複数のタイトルを狙うことにつながっていくはずだ。しかしFFPの規定内で補強を行うためには選手の売却が避けられず、現行戦力をどこまで維持し、どこを切るのかの判断をクラブは迫られることになる。

英『football.london』は、来夏にアーセナルを去る可能性が高い11人をピックアップしている。まずはローン移籍組だが、DFヌーノ・タヴァレス、DFキーラン・ティアニーは残念ながら売却の可能性が高そうだ。左サイドバックは復帰間近といわれるユリエン・ティンバーもこなせるポジションで、さらに冨安健洋やオレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キヴィオルと熾烈なポジション争いが繰り広げられていて、いささか人員過多だ。MFアルベール・サンビ・ロコンガも挙げられているが、彼はローン先のルートン・タウンで印象的なプレイを見せていて、来季は改めてチームに組み込まれるのではとの期待もある。
ウインガーのリース・ネルソンは先週のノースロンドンダービーでベンチを外れており、エディ・エンケティアも最近は結果を残せない。アカデミー育ちのこの2名も放出候補とされる。もうひとりヘイルエンド育ちのエミール・スミス・ロウもいるが、チームは彼の最適な使い方を見つけられていないと指摘されている。ケガもあり、コンディションがなかなか安定しないこの生え抜きの10番をどうするかは悩ましいところだろう。

もうひとり悩ましいのがMFトーマス・パルティで、直近2試合の戦いぶりを見ればやはり欠かせない戦力だ。しかし今季もケガでシーズンの大半を棒に振っており、残り1年となる契約をどうするのか判断を迫られる。新しいMFをトーマスの代わりに置くこともクラブは考えているはずだ。

また、ミケル・アルテタがシティのコーチだった時代からともに戦ってきたガブリエウ・ジェズスとジンチェンコとの別れも思ったより早いかもしれない。ジェズスのリーグ戦4ゴールはとうてい期待されていた数字ではなく、カイ・ハフェルツの台頭によって存在価値に疑問符がついてきた。ジンチェンコもティンバーが稼働できるなら出場機会が減少すると思われる。今季の開幕戦の先発左SBがティンバーだったことを考えると、アルテタ監督はもともとティンバーを主軸に考えていたと推測できる。

さらに今季も限定的な出場にとどまったMFファビオ・ビエイラ、そしてGKアーロン・ラムズデールが挙げられている。ラムズデールに関しては結局序列がここまで逆転していないことを考えると、移籍するしかなさそうだ。

問題はどこを優先し誰を残すかで、トーマスのように出場すれば無双のパフォーマンスを見せてくれる選手もいるだけに判断が難しい。とはいえ血の入れ替えは欧州の真のエリートに返り咲くためには必要で、フロントには今夏も繊細なマネジメントが求められることになる。

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