サカは “わかっていても止められない”領域に 得意なカットインからのフィニッシュは “あのレジェンド”を思い出させる?

アーセナルの絶対的エースに photo/Getty Images

ノースロンドンダービーでも活躍

プレミアリーグ第35節、トッテナムとのノースロンドンダービーに3-2で勝利したアーセナル。後半は苦戦を強いられたものの、底力を見せた試合だった。

この試合でも素晴らしいパフォーマンスを見せたのがアーセナルのエース、ブカヨ・サカだ。この日2点目を決めたを決めたサカについて英『Sky Sports』は「ロッベンのように、サカは防げない存在になった」と絶賛した。

「彼を止めることはできない。しかし、ますます彼を止めることもできなくなっている。この22歳は、もう防げない存在になった。チェルシー、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリードの元ウイング、アリエン・ロッベンのように、あなたは次に何が起こるかを知っている。ただ、それを止める方法がわからないだけなのだ。このことに気づいたディフェンダーはデイビスが初めてではない。それがサカのやっていることだ」
同メディアはさらに、今季プレミアリーグで15ゴールをマークしているサカのオープンプレイからのゴールの多くが右サイドからのカットインからファーに巻くシュートであることに触れている。トッテナム戦のゴールも抜け出したあと、得意の左足にもちかえ、ファーに流し込んだが、この形はサカの得意なプレイだ。

そんなサカをかつて同じ得点パターンを得意とし、世界最高の右ウイングとなったロッベンに姿を重ねているのだ。サカ同様に左利きのロッベンは右サイドからカットインし、シュートを放つのが得意のパターンであったが、相手ディフェンダーはこのパターンをわかっていながらも止めることができなかった。同メディアは、サカがロッベン同様にわかっていても止められない選手に成長していると感じているようだ。

アーセナルの右サイドは最大の武器であり、マルティン・ウーデゴーとベン・ホワイトの絶妙なフォローがエースのサカをさらに危険な存在にさせている。カットインからの左足のシュートだとわかっていても止められなかったロッベンのような世界最高のウインガーへの道をサカは歩み始めている。

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