モロッコ代表での輝きはどこへ マンUで存在感薄まるアムラバトは過大評価だったのか

マンUでプレイするアムラバト photo/Getty Images

カタール大会でのパフォーマンスは見事だったが……

2022ワールドカップ・カタール大会衝撃のベスト4入りから1年半。モロッコ代表の主軸として躍動したMFソフィアン・アムラバトの姿はどこへ消えたのか。

カタール大会で評価を高めたアムラバトは、昨夏にフィオレンティーナからマンチェスター・ユナイテッドへとレンタル移籍した。

一時はリヴァプールも関心を示すなどアムラバトの人気は高まっていたが、マンUでの現状を見れば過大評価だったと言わざるを得ない。前半戦は出番を得ていたが、現在は若いコビー・メイヌーも台頭。アムラバトは重要戦力ではなくなった。
今冬はモロッコ代表の主力としてアフリカ・ネイションズカップに参戦していたが、マンUに戻ってきてからはプレミアリーグでたった13分間しか出番がない。さらに3日に行われたマンチェスター・シティとのダービーマッチでは8分だけ出場を果たしたが、自陣のビルドアップでミスを犯してしまい、失点に絡んでいる。

もちろんマンUのチーム状況が不安定なことも考慮すべきだろう。ただ、それを除いてもアムラバトへの評価は適正なものではなかったのかもしれない。ワールドカップでは尽きることのない運動量でチームに貢献していたが、マンU加入後は同様のインパクトを残せていない。代表とクラブでパフォーマンスレベルの異なる選手はいるが、アムラバトはカタール大会での輝きをクラブに持ち込めないままでいる。

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