失敗に終わったラッシュフォードのCF起用と若手の大抜擢 “ホイルンド依存”が露呈したユナイテッドはリーグ戦10敗目 

2月は好調だったが…… photo/Getty Images

1-2の敗戦

24日、プレミアリーグ第26節マンチェスター・ユナイテッドはオールド・トラッフォードでフラムと対戦。後半アディショナルタイムに決勝点を許し、1-2で敗れた。

FWラスムス・ホイルンドの負傷が大きく響いた内容となった。試合前、6試合で7ゴールと絶好調だったストライカーの離脱を発表。フラム戦はCFの位置にFWマーカス・ラッシュフォード、右に19歳の若手、MFオマリ・フォーソンという布陣で臨んだ。しかし、この采配が実を結ぶことはなかった。英『Sqwaka』は「ユナイテッドのプレイがいかにホイルンドを中心に展開されているかが明らかになった」と振り返る。

「ホイルンドを欠いたユナイテッドは、最初のシュートを放つのに26分を要した。同じ時間帯にフラムは5本のシュートを放ち、2本が枠を捉えていた。ラッシュフォードはゲームに入り込めず、チームメイトとの連係もうまくいかず、ボールタッチは試合終了までわずか27回と両チームの中で最も少ない数字だった」
また、同メディアは53分のMFスコット・マクトミネイとMFクリスティアン・エリクセンの投入と配置変更が効果的ではなかったとも指摘している。

「指揮官のエリック・テン・ハーグは試合の流れを変える選手をベンチに求めたが、彼の決断はユナイテッドファンをうんざりさせるものだった。マクトミネイは10番の位置に、ブルーノ・フェルナンデスは右サイドに移ったが試合にそれほど影響を与えていない。特にエリクセンがMFコビー・メイヌーとエリクセンが並んでいる状況では、この変更は奇妙に感じられた」

リーグ戦で10敗目を喫してしまったユナイテッド。若手の抜擢とラッシュフォードのCF起用に勝利を託したが、 “ホイルンド依存”が露呈する形となってしまった。ホイルンドの離脱期間は2〜3週間。ミッドウィークにFAカップを挟んで次節はマンチェスター・シティとの大一番を迎える。ダービーマッチを前に多くの課題を残す結果となってしまった。

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