夏に果たされるユナイテッドの大改革 サー・ジムが変えたい“3つのポジション”とは

ブレントフォードのトニーも候補か photo/Getty Images

CF、MF、CBの3つだ

サー・ジム・ラトクリフが正式に株式の一部を取得し、さまざまな変革が期待されるマンチェスター・ユナイテッド。もちろん選手補強はその目玉となるだろう。

英『Daily Mail』によれば、ラトクリフ氏が変革したいと思っているのは3つのポジション。ストライカー、セントラルMF、センターバックだ。

ストライカーはラスムス・ホイルンドが調子を上げており、彼をこれから中心に据えていく考えに変わりはないが、アントニー・マルシャルは適切なバックアッパーではない。ホイルンドと争える経験のあるストライカーの獲得が望まれており、ブレントフォードのイヴァン・トニー、ナポリのヴィクター・オシムヘンのほか、より安価な選択肢として今季シュツットガルトで暴れるセール・ギラシの名も候補として挙げられている。
中盤ではカゼミロがフォームを落とし、クリスティアン・エリクセンの出番が減った。コビー・メイヌーという新星を発掘したが、夏にもうひとり加えたいポジションだろう。噂に上がり続けているバルセロナのフレンキー・デ・ヨングはクラブを離れることを否定したが、他にも選択肢はある。ベンフィカの19歳ジョアン・ネベス、あるいはレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディ。フラムの“タックル王”ジョアン・パリーニャも候補だというが、いずれも高額な移籍金が必要になり、ライバルも多い。

さらに、ヴィクトル・リンデロフかハリー・マグワイアのどちらかが売却されると見込まれており、センターバックも補強ポジションだ。エヴァートンのジャラッド・ブランスウェイトはプレミアリーグに適応したDFという意味でもリスクの少ない理想的な補強と思われるが、最低7000万ポンドは必要になると同紙は伝えている。ベンフィカの20歳アントニオ・シウバはさらに高く、8700万ポンドともいわれ、やはり若く有望なCBは値段も競争率も高い。解決策として、サー・ジムのイネオスが同じく所有するニースのジャン・クレール・トディボを引っ張ってくるルートがあるかもしれないという。

これだけの補強を行うとなれば、その前に大規模な売却も行われるはずだ。ユナイテッドは夏に大きく変わるのか、変革のときは近い。

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