マンUの未来を担う3人の若き逸材  “赤い悪魔の完全復活”を託されたトリオにかかる期待

マンUの未来を担う3人 photo/Getty Images

今大注目の3人

現在プレミアリーグ6位に位置するマンチェスター・ユナイテッド。昨シーズンはリーグ戦3位、カラバオカップ優勝、FAカップ準優勝という結果を残したが、今季はCLもGSで敗退してしまい、思うような結果を残せていない。

名門の完全復活を目指すユナイテッドだが、苦戦しながらも見えた若き逸材たちの光が話題を集めている。ユナイテッドの未来と称されるのが、FWラスムス・ホイルンド(21)、FWアレハンドロ・ガルナチョ(19)、MFコビー・メイヌー(18)だ。

今季よりユナイテッドに加入したホイルンドは大きな期待を寄せられていたが、シーズン序盤は苦戦。CLでは5ゴールを奪うもリーグ戦では14試合の出場でノーゴールだった。しかし、初ゴールをマークしてからプレミアリーグで4戦連続でのゴールを記録しており、ストライカーたる風格を見せ始めている。
ガルナチョはユナイテッドの期待のドリブラーであったが、得意なのが左サイドということもあり、エースのマーカス・ラッシュフォードに次ぐ存在と考えられていた。しかし、今季不調のエースの代わりに台頭。最近は右サイドでも存在感を放っており、公式戦7ゴール2アシストをマーク。ユナイテッドの得点源の1人として欠かせないアタッカーとなった。

メイヌーはこの3人の中では一番若い18歳だ。しかし、年齢からは考えられない落ち着きのあるプレイで脚光を浴びている。カゼミロ、クリスティアン・エリクセン、スコット・マクトミネイといったメンバーに引けを取らない存在感を発揮。プレミアリーグ第22節のウルブズ戦では決勝点を決め、将来のユナイテッドの中盤を統べる存在だ。

まだユナイテッドがかつての強さを取り戻したわけではないが、この3人の存在はファンにとって名門復活への期待感を抱かせる。指揮官のエリック・テン・ハーグも3人に期待をしながらも、厳しい目で見守っているようだ。

「彼らは一緒にプレイするを楽しんでいると思う。そこには冒険があり、彼らは危険だ。彼らは若い選手たちであり、このような才能を持ったマンチェスター・ユナイテッドの未来は非常に明るい」

「しかし、才能を開発する必要があり、改善の余地はたくさんある。トップレベルに行きたいならそれが必要だ。このクラブは非常に野心的だから、彼らはステップアップし、より高いレベルと一貫性をもたらさなければならない。また、最高の相手に対しても同じ脅威を見せなければならない」(英『Daily Mail』より)

赤い悪魔の完全復活を託されているホイルンド、ガルナチョ、メイヌー。もちろんまだまだ修正すべき点はあるが、それでも彼らが見せるプレイは見る者の心を踊らせる。

今大注目のユナイテッドのトリオは、週末に控えるアストン・ヴィラとの一戦でも躍動できるのか。

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