FAカップで大金星を挙げたメイドストーン・ユナイテッド 6部クラブのベスト16進出の裏にあった指揮官の熱い言葉

2-1で勝利したメイドストーン・ユナイテッド photo/Getty Images

歴史に名を残す大勝利

FAカップ4回戦で歴史に名を残すジャイアントキリングが起こった。

格上相手に大金星を挙げたのはメイドストーン・ユナイテッドだ。メイドストーン・ユナイテッドは4回戦でイプスウィッチ・タウンと対戦。

イプスウィッチ・タウンはイングランドの実質2部であるチャンピオンシップに所属しており、現在はレスターに次ぐ2位につけている。一方でメイドストーン・ユナイテッドはイングランド実質6部に相当するナショナル・リーグ・サウスに所属するチームだ。
当然プレミアリーグ昇格を目指すイプスウィッチ・タウンが勝つことが予想された試合であったが、結果的にメイドストーン・ユナイテッドが2-1で勝利を飾った。英『Sky Sports』によると、6部のクラブがベスト16に進出するのは1978年のブライス・スパルタンズ以来の快挙だという。

実に46年ぶりとなる快挙を達成したメイドストーン・ユナイテッド。この試合もイプスウィッチ・タウンが38本のシュートを打ったのに対してメイドストーン・ユナイテッドのシュートはわずか2本。2本のシュートをゴールに結びつけ、ジャイアントキリングを起こしたのだ。

この勝利は大きな話題となっているが、英『Daily Mail』はメイドストーン・ユナイテッドの指揮官ジョージ・エロコビ監督の試合前の熱い言葉に注目している。現役時代はウルブズなどで活躍したエロコビ監督は試合前にロッカールームにてチームを鼓舞する言葉を選手に送った。

「チームとして必ずやり遂げよう。私たちはチームであり、団結力のおかげで今日がある。あのピッチではすべてを捨てろ。必ずその瞬間を楽しんで、その場を楽しむようにするんだ。勝っても、引き分けても、負けても、私たちメイドストーン・ユナイテッド・フットボールクラブはすべての勝者だ。さあ、行こう!」

指揮官の言葉通り、メイドストーン・ユナイテッドの選手たちはピッチで持てる力を出し切り、勝てないと思われていた格上に見事勝利を飾った。4回戦でジャイアントキリングを起こしたメイドストーン・ユナイテッドの快進撃はどこまで続くのか注目だ。


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