サンチョもファン・デ・ベークも失敗した マンUの補強戦略はミスマッチが多すぎる?「選手たちだけのせいではない」

マンUではほとんど出番がなかったファン・デ・ベーク photo/Getty Images

2人の獲得だけでも合計1億ポンドが動いている

今冬の移籍市場にて、マンチェスター・ユナイテッドからFWジェイドン・サンチョがドルトムント、MFドニー・ファン・デ・ベークがフランクフルトへとレンタル移籍した。

サンチョは2021年夏に7300万ポンド、ファン・デ・ベークは2020年夏に3500万ポンドの移籍金で獲得しており、どちらも主力候補としての補強だった。それが失敗したことになり、やはり近年のマンUは補強が思うように機能しない。

『ESPN』も失敗例が目立つと取り上げており、大金をかけて獲得した新戦力がチームにフィットせぬまま去っていくパターンは多い。
「問題が必ずしもプレイヤー側にあるわけではないことを示している。ユナイテッド高額移籍金ランク上位10選手のうち、成功に近いのはブルーノ・フェルナンデスだけだろう。ラスムス・ホイルンド、メイソン・マウント、カゼミロなど他の数人についてはまだ結論は出ていないが、残りのポール・ポグバ、アントニー、ハリー・マグワイア、サンチョ、ロメル・ルカク、アンヘル・ディ・マリアはいずれも高価な失敗選手として記憶されるはずだ。アレックス・ファーガソンが引退してからの10年間でこのようなことは頻繁に起こっており、選手たちだけのせいではないはずだ」

近年は監督交代のペースも早く、チームスタイルがなかなか定まらない。それによって補強プランが噛み合わないケースが増えている印象だ。

ドルトムントに復帰したサンチョはブンデスリーガでいきなりアシストを記録しており、才能が枯れたわけではないはず。今季もマンUは補強が当たっているとは言い難いが、このミスマッチを回避するために何が必要なのだろうか。答えは見えないままだ。

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