「今も世界最高のGKの一人」バイエルンでの公式戦出場500試合達成のGKノイアーに指揮官と同僚から称賛の声

500試合出場を達成したノイアー photo/Getty Images

史上11人目の快挙

12日(現地時間)に行われたブンデスリーガ第17節バイエルン・ミュンヘン対ホッフェンハイムにバイエルンのGKマヌエル・ノイアーは先発フル出場を果たし、バイエルンでの公式戦500試合出場を達成した。大台到達のベテランキーパーに対して同僚や指揮官からは惜しみない称賛の声が送られているとドイツメディア『SPOX』が伝えている。
 
節目の試合となったホッフェンハイム戦でも、ノイアーは見せ場十分の活躍だった。1点リードで迎えた後半18分にホッフェンハイムのFWマキシミリアン・バイアーがゴール手前2mほどの位置から放ったヘディングシュートをゴールライン上で右手一本で防ぐと、直後の後半19分にもFWアンドレイ・クラマリッチがバイエルン守備陣の背後に抜け出してフリーな状態で放った右足シュートを体に当ててシュートストップ。絶体絶命のピンチを立て続けにしのぎ、チームの勝利(3-0)に貢献した。
 
試合後、同じくバイエルンで公式戦500試合以上出場のMFトーマス・ミュラー(686試合)は、「後半20分頃にマヌエル・ノイアーが必要な時間帯があったけど、彼はちゃんといたね。彼が500試合出場を達成できたことは僕も嬉しいよ」とノイアーを称賛。さらに指揮官のトーマス・トゥヘル監督も「素晴らしいパフォーマンスだった。でも、我々はあのパフォーマンスでは驚けないよ。もう何年も前から彼は今日のような活躍をしているだろう? 今もまだ世界最高のゴールキーパーの一人であり、再び彼のベストコンディションに達しようとしている」とコメントし、ベテランの健在ぶりを称えている。
 
シャルケの下部組織出身のノイアーは、2006年8月に同クラブのトップチームでプロデビュー。2010-11シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは、元日本代表DF内田篤人氏らとともにシャルケをクラブ史上初のベスト4進出に導いた。翌シーズンからはバイエルンに移籍。そこから約12年半バイエルンの絶対的守護神として君臨し、故フランツ・ベッケンバウアー氏(582試合)らこれまで10人しか達成していなかったドイツの最強クラブでの500試合出場を果たした。
 
37歳になってもまだ衰えを見せないノイアーは、これからもさらに出場試合数を伸ばしていくことになりそうだ。
 
バイエルンの歴代公式戦出場数ランキングは以下のとおり。
1位 ゼップ・マイヤー 706試合
2位 トーマス・ミュラー 686試合(現役)
3位 オリバー・カーン 632試合
4位 ゲルト・ミュラー 611試合
5位 フランツ・ベッケンバウアー 582試合
6位 ゲオルク・シュバルツェンベック 554試合
7位 クラウス・アウゲンターラー 551試合
8位 フィリップ・ラーム 517試合
9位 ベルント・ドゥルンベルガー 511試合
10位 バスティアン・シュバインシュタイガー 500試合
10位 マヌエル・ノイアー 500試合(現役)

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