「ジェイドンには問題が一つある」 ドルトムント幹部が古巣復帰のサンチョに言及

復帰早々1アシストの活躍をみせたサンチョ photo/Getty Images

体内時計が……

マンチェスター・ユナイテッドから今季終了までの期限付き移籍でボルシア・ドルトムントに加入したMFジェイドン・サンチョについて、ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOの発言が注目を集めているとドイツ紙『Bild』が伝えている。
 
ユナイテッドから約2年半ぶりに古巣ドルトムントに戻って来たサンチョは、復帰決定からわずか2日後に行われた13日(現地時間)のブンデスリーガ第17節ダルムシュタット戦に後半10分から途中出場すると、同32分には右サイドで相手守備陣の背後に抜け出してゴール前にグラウンダーの折り返しを送ってMFマルコ・ロイスのゴールをアシスト。チームのシーズン後半戦白星スタートに貢献した。
 
いきなり期待通りの活躍をみせたサンチョだが、その性格は少々マイペースなようだ。ダルムシュタット戦の際に同試合を中継していたイギリスの衛星放送『SKY』のインタビューに応じたヴァツケ氏は、サンチョについて「ジェイドンには問題が一つある。彼は約束の時間に遅れて来ることが時々ある。体内時計がしっかりと機能していないんだ。それで雰囲気が悪くなるということはないし、彼自身は良い若者だよ」とコメント。「規律の部分に問題があるわけではない。専門家たちは、彼をデンベレ(パリ・サンジェルマン)と一緒だと勘違いしている」として、かつて同クラブに在籍していたデンベレほどの問題児ではないと強調しながらもサンチョの特長を周囲が理解して合わせる必要があると語った。
 
「私は、彼が時間通りに練習に来るかどうかではなく、ボールをどう扱うのかを見たい。練習での様子を見たが、ボールは相変わらず彼の友人だった。単に長いこと試合に出ていなかっただけさ」ともヴァツケ氏は語り、今後のサンチョのさらなる活躍に期待を寄せた。サンチョはその期待に応えられるのだろうか。

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