「中盤のほうが強みを出せるけど……」 ドイツ代表での自身の起用法についてバイエルンMFキミッヒ語る

ナーゲルスマン監督はキミッヒをどう使うのか photo/Getty Images

ナーゲルスマン監督の発言で報道が過熱

バイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒは、13日に行われたブンデスリーガ第17節ホッフェンハイム戦後に現地メディアの取材に応じ、ドイツ代表での自身の起用法について言及した。ドイツ紙『Bild』が報じている。キミッヒの起用法をめぐっては、先月ドイツ国営放送『ZDF』のスポーツ番組に出演したドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督がキミッヒについて「右サイドバックの候補の一人」と発言して以来、議論が盛んになっている。
 
2018年のワールドカップ・ロシア大会までは主に右サイドバックでプレイしていたキミッヒだが、それ以降は常にボランチとしてプレイしてきた。しかし、ドイツ代表ではここ数年サイドバックの人材不足が指摘され続けていて、ナーゲルスマン監督としてはその解決策としてキミッヒのサイドバック起用を検討しているようだ。
 
こうした自身の起用法について、キミッヒはホッフェンハイム戦後に「(ナーゲルスマン監督が出演した番組について)見てはいないけど、その話は聞いたよ。このことは、君たちがあおっている議論だ。僕のことをサイドバックでプレイしたがらない選手だと感じている人もいるかもしれないけど、僕はサイドバックが楽しくないとかやりたくないなんて一度も言ったことはない。サッカーをプレイすること、ピッチに立っていることが自分にとって大事で、どこでプレイするかは二の次だよ」とコメントした。

さらに、「中盤でプレイした時のほうが僕自身の良さを発揮しやすいと感じているし、そのことはこれまでも度々強調してきた。でも僕は右後ろでもプレイできるし、最終的には監督が僕をどのポジションで必要としているか、僕のことをどういう選手と見ているかで決まること。その決まったポジションでプレイする」とも語り、自身の起用についてはナーゲルスマン監督に一任するとしている。
 
今年夏のEURO2024でホスト国を務めるドイツでは、ここ数年国際大会での不振が続く代表チームの立て直しが急務となっている。キミッヒの発言を受けて、3月に予定されているフランス代表、オランダ代表との国際親善試合でのナーゲルスマン監督の采配に俄然注目が集まりそうだ。

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