プレミア・チャンスメイク数ランクTOP10にイングランド人SBが“2人”も 悩ましいEUROでの起用法

アーノルドは中盤起用のオプションもある photo/Getty Images

イングランド代表のストロングポイントに

今のイングランド代表はタレント揃いだが、中でもバラエティ豊かなエリアの1つが右サイドバックだ。圧倒的なスピードで相手アタッカーを抑え込んでしまうマンチェスター・シティDFカイル・ウォーカー、最近は怪我続きだが、攻守に高い能力を誇るチェルシーDFリース・ジェイムズ。

チャンスメイクの部分ではニューカッスルのキーラン・トリッピアー、そしてリヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルドだ。

来夏のEURO2024へ注目すべきは、アーノルドの起用法だ。今季はリヴァプールでも中盤に入る機会が増えており、特に12月に入ってからはチャンスメイクの部分で大きな役割を果たしている。同サイトによれば、アーノルドは12月に入ってから15回のチャンスメイクを記録しており、これはマンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデス(12回)を抑えて月間リーグトップの数字だ。
今季全体で見ても、アーノルドはプレミアリーグで9番目に多い34回のチャンスメイクを記録している。イングランド代表でも中盤に配置することで、アーノルドの特性を上手く引き出せるだろう。ここは代表監督ガレス・サウスゲイト次第だ。

さらに見逃せないのがトリッピアーだ。アーノルドに負けず劣らずのキック精度の持ち主でもあるトリッピアーは、ブルーノ・フェルナンデスに次ぐリーグ第2位となる45回ものチャンスメイクを記録している。サイドバックの選手とは思えない数字で、トリッピアーが放り込むクロスも強烈な武器だ。アシスト数もすでに7つ記録しており、このチャンスメイク力も捨てがたい。

ここの人選は実に悩ましいが、ここが現イングランドのストロングポイントでもある。サウスゲイトにとっては嬉しい悩みと言えそうで、ここはEURO2024まで激しいサバイバルが続きそうだ。

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