V・ニステルローイ、V・ペルシーらに続くオランダのエースになれるか カイトがプッシュするブロビーの可能性

アヤックスでプレイするブロビー photo/Getty Images

エールディヴィジでは着実に結果を出している

豪華なDF陣が揃っている一方で、今のオランダ代表はアタッカー陣がやや物足りない。かつてのオランダはアリエン・ロッベンやロビン・ファン・ペルシー、ルート・ファン・ニステルローイら一流のアタッカーを揃えた攻撃自慢なチームだったが、今はどちらかといえば守備に強みを持つチームに変わっている。

攻撃陣は来夏のEURO2024までに手を加えたいところで、今季は頼みのアトレティコ・マドリードFWメンフィス・デパイも怪我が続いている。アトレティコでのアピールは不十分で、デパイに代わるセンターフォワードの選択肢も欲しい。

元オランダ代表のディルク・カイトがプッシュするのは、アヤックスで徐々に調子を上げてきた21歳のFWブライアン・ブロビーだ。世代別代表では抜群の成績を残してきたセンターフォワードで、今年10月にはA代表デビューも果たした。今季のアヤックスはエールディヴィジで苦しい戦いを強いられているが、ブロビーは14試合で6ゴール4アシストのまずまずの成績を残している。
「彼は素晴らしい才能だと思うよ。フェイエノールトのU-19チームを見ていた際に彼とよく対戦したから、彼のことはよく知っている。彼はオランダ国内で最も優れたストライカーの一人だ。現時点で、オランダ代表に彼以上のストライカーはいないと思う。彼はスピードもあり、また非常に爆発力がある。彼は現役時代の私よりも少しだけ優れた能力を備えているね。彼はとてもパワフルだよ」(オランダ『Voetbal Primeur』より)。

このままペースを上げてエールディヴィジで二桁得点を達成すれば、オランダ代表からも声がかかるだろう。まだ21歳と若い選手だが、センターフォワードの人材が不足しているオランダにとっては貴重な未来のエース候補だろう。

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