苦戦するドイツ代表の希望となるか U-17W杯制覇へ導いた2人の大型ストライカーへの期待

U-17ドイツ代表で活躍したブルンナー photo/Getty Images

数年後のA代表入りに期待

A代表の方は苦戦気味だが、育成年代のドイツは今も優秀だ。11月から12月にかけてインドネシアで開催されたU-17ワールドカップでは、決勝でPK戦の末U-17フランス代表を撃破して優勝を飾っており、ドイツはU-17の世代にも楽しみな逸材を多く揃えている。

中でも注目したいのは、A代表でも人材が不足しているFWだ。

まずは今大会でチームトップとなる5ゴールを挙げたFWパリ・ブルンナー(17)だ。ドルトムントのU-19カテゴリーで経験を積むブルンナーは、U-17ドイツ代表で通算25戦20ゴールと見事な成績を残している。伊『Gazzetta dello Sport』はまだまだ線が細すぎると筋力アップを課題に挙げるが、186cmのサイズを持つ本格派センターフォワードとして成長に期待がかかる。
さらにもう1人。ホッフェンハイムに所属する17歳のFWマックス・メルシュテット。メルシュテットもブルンナーに次ぐ4ゴールを挙げて優勝に貢献しており、こちらは194cmとかなりのサイズの持ち主だ。

ホッフェンハイムのU-19カテゴリーでも20戦20ゴールと結果を出しており、ブルンナーとともにU-17ドイツ代表を引っ張ってきた。

世代別代表とトップチームはまったく別物だが、センターフォワード不足に悩むドイツにとって2人の登場は心強い。U-17世代の成功が数年先のA代表に繋がるのか楽しみだ。

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