ウニオン・ベルリンの連敗はついに「10」に 降格圏目前の“鉄のウニオン”に復調のきざしはあるか?

出口がなかなか見えないウニオン photo/Getty Images

10試合でわずか5得点 守備崩壊で失点は22

28日のブンデスリーガ第9節、ウニオン・ベルリンはアウェイでブレーメンと対戦して0-2で敗れた。これでチャンピオンズリーグを含めた公式戦で10連敗となった。

直近10試合で挙げた得点はわずかに5。ユリアン・ナーゲルスマン監督が率いる新生ドイツ代表にも選出されたFWケビン・ベーレンスは8月26日に行われたブンデスリーガ2節のダルムシュタット戦を最後にゴールネットを揺らしていない。そして10試合22失点とウニオン・ベルリンの特徴でもあった堅い守備が崩壊している。

しかし、独メディア『kicker』によると51歳のスイス人監督ウルス・フィッシャーは最近の試合について悲観するのではなく、あくまでも冷静に分析している。
「(CLの)ナポリ戦ではいい一歩を踏み出せたと思う。ブレーメン戦では一歩後退した。今のような状況では、小さな一歩を踏み出さなければならない」

内容が悪い試合ばかりではない。ブンデスリーガ第6節、昇格組のハイデンハイム戦では終始攻め込みながらも、相手のFK1本に沈み0-1の敗戦。CLグループステージ2節のブラガ戦は2-3で敗れたものの2点を先行するまでは完璧な試合運びだった。とりわけ0-1と敗れた先週のミッドウィーク、CLのナポリ戦は指揮官が「いい一歩」と語るように、これまでウニオン・ベルリンが多くの強豪クラブを苦しめてきた粘り強い守備が光る試合だった。

現在、リーグ戦では降格圏目前の15位。チャンピオンズリーグも3戦3敗とグループステージ敗退が現実的なものになりつつある。1部初昇格から驚異的なペースでステップアップしたウニオン・ベルリンは昇格5年目で大きな壁に直面している。

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