徐々にフィットしてきたのは間違いない
先日行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第3節のトゥールーズ戦で先発出場から得点まで記録し、チームの5-1勝利に大きく貢献したリヴァプールMF遠藤航。
リヴァプールに加入した当初は指揮官ユルゲン・クロップの要求に苦労していたが、少しずつフィットしてきているのは間違いない。
トゥールーズ戦でのパフォーマンスも高評価だったが、そうなると気になるのがリーグ戦での出番だ。ここまではバックアッパー組となっているが、遠藤の出番はリーグ戦でも増えていくだろうか。
地元メディア『Liverpool.com』も遠藤がチームのプランBからステップアップするか注目している。
「遠藤航はむしろプランBだった。これまでユルゲン・クロップ監督は遠藤をローテーションのオプションとして起用してきたが、ヨーロッパリーグのトゥールーズ戦でのパフォーマンスは見事だった。遠藤はピッチ上の他の誰よりも多くのデュエルに勝利し(10回)、ボールロストもほとんどなかった」
その中で同メディアはマット・アディソン記者、ベン・ボクサック記者の2人に意見を求めているが、両者の答えは割れている。
マット・アディソン記者:「遠藤は好成績を残しているが、プレミアリーグの激しさに耐えるほどの機動力があるのか、まだ完全には確信していない。マクアリスターの場合はポゼッションの部分でかなり優れているという大きな利点があり、ノッティンガム・フォレスト、ルートン・タウン、ブレントフォードといった低い位置に守備ブロックを構えてくる相手に対して、これは非常に重要な要素となるだろう」
ベン・ボクサック記者:「マクアリスターがアンカーの役割に最適であるのかは、まだ完全には確信していない。リーグ内の弱いチームに対してはうまくいくかもしれない。しかし、ブライトン戦では間違いなく守備の弱点を露呈し、苦戦した。遠藤の方が守備的MFのポジションに合っており、カラバオ杯やヨーロッパリーグの試合では輝きを放ち続けている。トゥールーズ戦でも素晴らしいパフォーマンスを見せていて、プレミアリーグでもチャンスが与えられるときが来た」
これはサポーターの間でも意見が分かれそうだが、遠藤の評価が着実に上がっているのは確かだ。ELはこのまま上位へ進出できそうな気配があり、そうなれば遠藤のアピールチャンスも増えてくる。トゥールーズ戦のプレイを継続できれば、リーグ戦でも先発のチャンスが回ってくるはずだ。