ウォーカー、アーノルドらの影響で過小評価されている? イングランドが誇るアシストマシーンの実力「世界最高の一人」

ニューカッスルのサイドを支えるトリッピアー photo/Getty Images

EURO2024でもスタメンに入る可能性

現在のイングランド代表はタレント集団として有名だが、その中でも激戦区の1つとなっているのが右サイドバックだ。

爆発的なスピードと対人能力の強さを見せるマンチェスター・シティDFカイル・ウォーカー、同じく守備の1対1に強みを持つマンチェスター・ユナイテッドDFアーロン・ワン・ビサカ、攻守両面で高いフィジカル能力を見せるチェルシーDFリース・ジェイムズ、中盤にも入れる高精度キックの持ち主であるリヴァプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルドなど、いずれもハイレベルなサイドバックだ。

さらにもう1人。忘れてはならないのが、ニューカッスルDFキーラン・トリッピアーだ。
左サイドにも対応できるトリッピアーは、アーノルドと同じく高いキック精度を武器とした攻撃性に魅力を持つ。33歳とベテランの領域に入ったが、その精度に衰えは見られない。今季もリーグ戦で早くも6アシストを記録しており、好調ニューカッスルのサイドに欠かせない実力者だ。

チームメイトのMFジェイコブ・マーフィーも、「彼は信じられないほどの右サイドバックで、おそらく世界最高の一人だよ」と絶賛する(『BBC』より)。

今月の代表戦でも左のサイドバックを任されるなど、代表監督ガレス・サウスゲイトからの信頼も厚い。所属クラブの経歴的にマンCのウォーカーやチェルシーのジェイムズ、リヴァプールのアーノルドといった国内のビッグクラブ所属組の方に注目が集まりがちかもしれないが、トリッピアーも彼らに負けず劣らずの実力者で間違いない。ニューカッスルでのパフォーマンス次第では、来夏のEURO2024で代表のスタメンに入る可能性も十分にありそうだ。

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