ユーヴェ、ナポリ、インテルにも負けない不思議な強さ 大物を苦しめるボローニャの躍進

渋く勝ち点重ねるボローニャ photo/Getty Images

強豪との戦いが続きながら1敗のみ

勝ち続けているというわけではないが、今季のセリエAで興味深い結果を残しているのがボローニャだ。

成績の内訳は3勝5分1敗となっているのだが、ボローニャは開幕から対戦相手がかなり厳しかった。開幕節でミラン、第2節でユヴェントス、第5節でナポリ、第8節ではインテルと、序盤から強豪との戦いが続いたのだ。

このうち、黒星は開幕節のミラン戦のみ(0-2)。ユヴェントスとは1-1、ナポリとは0-0、インテルとは2-2で引き分けており、強豪を苦しめている。
伊『Calciomercato』もボローニャの戦いぶりを称えているが、今夏にはMFイェルディ・スハウテン、ニコラス・ドミンゲス、FWムサ・バロウ、チリのベテランDFガリー・メデルらを手放しており、彼らは昨季も主力だった。

その代わりにAZからオランダ人センターバックのサム・ベウケマ、バーゼルからスイス代表FWダン・エンドイェ、ノッティンガム・フォレストからスイスのベテランMFレモ・フロイラーをレンタルで加えるなど補強を展開したが、それでもスハウテンやドミンゲスらの流出は痛手だったはず。

その穴を感じさせない戦いぶりとなっていて、ここまで9試合で10ゴール7失点と渋い成績で8位につけている。エキサイティングな戦いぶりとは言えないが、強豪を苦しめる面白いチームとなっている。

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