ロドリ&ストーンズの復帰はフォーデンにも影響を? 年を重ねる度に増す“マンCの至宝”の存在感

ブライトン戦でも存在感を見せたフォーデン photo/Getty Images

ブライトン戦でも好パフォーマンス

2018年以来、5年ぶりのプレミアリーグ連敗を記録した中で、挑んだプレミアリーグ第9節のブライトン戦。マンチェスター・シティはFWフリアン・アルバレスとFWアーリング・ハーランドのゴールもあり、2-1で勝利した。

3試合の出場停止明けとなるMFロドリと前節のアーセナル戦で復帰したDFジョン・ストーンズもこの試合はスタメンで出場した。昨シーズンの終盤に取り組んでいたストーンズの偽CBの戦術をこの試合でも行い、ロドリとストーンズが中盤にいることでビルドアップも2人が不在時よりスムーズに行うことができた。

得点を決めたアルバレスやハーランドのパフォーマンスもよかったが、英『Manchester Evening News』はロドリ、ストーンズが復帰したことで、FWフィル・フォーデンのパフォーマンスも上がったと伝えている。
この試合も右サイドでスタメン出場したフォーデン。ワイドに開いてドリブル突破や、中に入ってきてアルバレスやMFベルナルド・シウバ、ハーランドともいい連携を見せていた。

同メディアは、ロドリとストーンズか背後にいることで、守備面での負担が大きく異なると綴っている。2人は守備面でも優れているので、例えマンCがボールロストをしてもすぐに回収することができ、シュートカウンターのリスクを軽減することができる。

この2人が不在の際は、MFマテオ・コバチッチやMFマテウス・ヌネス、MFカルヴィン・フィリップスらが務めたが、中盤で相手の攻撃をせき止めることができず、ピンチを招くシーンもあった。ロドリとストーンズが後ろにいることで、フォーデンら前線の選手は後ろをそこまで気にすることなくプレイできていたのかもしれない。

またロドリとストーンズは狭いエリアでもパスを正確に通すことができるため、フォーデンが中央に侵入し、狭いゾーンでパスを受けることができる。バイタルエリア付近でボールを受けることができれば、フォーデンは得意のターンで前を向くことができ、シュートやラストパスといったゴールに直結する動きをすることができる。

年を重ねる度に、マンCでの存在感を増しているフォーデン。ウインガーだけではなく、中盤としての役割も任されるようになっており、今では多くのことを求められるチームの中心的存在だ。

今シーズンはリーグ戦9試合で1ゴール3アシストとなっているが、ロドリやストーンズが復帰したことでこの数字も増えてくるだろう。

ここまで着実にステップアップしてきたフォーデンはマンCの至宝として更なるレベルアップに挑む。

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