W杯王者アルゼンチンが渋く、強い ロメロ、マルティネスら軸にクリーンシート継続する鉄壁

南米予選でも白星重ねるアルゼンチン photo/Getty Images

決して派手な戦い方ではないが……

昨年のワールドカップ・カタール大会制覇から約9ヶ月。南米ではすでに2026年大会へ向けた南米予選がスタートしており、そこでカタール大会王者アルゼンチン代表は無傷の3連勝スタートを切っている。

決して派手な戦いぶりではないのだが、カタール大会王者アルゼンチンの強みが『守備』にある。

カタール大会以降、アルゼンチンは親善試合を含め失点が1つもないのだ。強敵との試合が少ないのも理由ではあるが、カタール大会以降はパナマ(2-0)、キュラソー(7-0)、オーストラリア(2-0)、インドネシア(2-0)と親善試合でクリーンシートを継続。
そして始まった南米予選でもエクアドル(1-0)、ボリビア(3-0)、そして先日のパラグアイ(1-0)とクリーンシート継続中だ。

心強いのは、カタール大会を制した最終ラインが残っていることだ。今回の南米予選もクリスティアン・ロメロとニコラス・オタメンディのセンターバックコンビが軸で、サイドバックは右にナウエル・モリーナ、左はニコラス・タグリアフィコと経験豊富な選手が揃う。

そしてGKには、カタール大会で少々お騒がせな面もあったエミリアーノ・マルティネスが絶対守護神として君臨しており、31歳のマルティネスはこのまま2026年大会を目指せるだろう。

オタメンディは35歳と大ベテランとなっているため、2026年も戦えるかは分からない。ひとまず来年のコパ・アメリカ2024まではこの最終ラインで戦うはずで、この鉄壁の守備とFWリオネル・メッシのアイディアが違いを生む今のアルゼンチン渋く強いチームとして完成している。

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