まったく休まないサカの気になる疲労 2021-22シーズンから“リーグ戦全試合出場”のレフティーに代わりはいない

アーセナルの攻撃を牽引するサカ photo/Getty Images

サカが抜けると攻撃の形が変わってしまう

アーセナル指揮官ミケル・アルテタは選手たちの疲労をどうコントロールしていくのだろうか。今季は序盤からFWガブリエウ・マルティネッリ、新戦力のDFユリエン・ティンバーが負傷するなど、早くも離脱者が増えている。このあたりのコントロールもシーズンを戦いぬくうえで重要だ。

稼働率で気になる選手がいるとすれば、FWブカヨ・サカだ。アーセナルは24日にトッテナムとのノース・ロンド・ダービーを戦って2-2で引き分けたが、この2点はいずれもサカの左足から生まれている。右サイドに入るサカは絶対替えの利かない選手だ。

ただ、休みが少ないのは気がかりだ。サカは2021-22、2022-23シーズンともリーグ戦全38試合に出場する皆勤賞を果たしており、今季もここまで6試合すべてに先発。今季はチャンピオンズリーグの戦いにも参戦しているが、先日行われたPSVとのグループステージ第1節でも69分間プレイして1ゴール1アシストの成績を残している。
今節のトッテナム戦を見ても、サカだけは欠かせない。元よりサカが担当する右ウイングはバックアッパーが不在と言われており、サカに似た特性を持つレフティーアタッカーが不足している。

右サイドのサカの仕掛けからチャンスメイクするのがアーセナルの鉄板スタイルとなっているだけに、サカがシーズン途中でガス欠となれば厳しい。今季はCLの戦いもあるため、サカやMFマルティン・ウーデゴーら攻撃のキーマンにも上手く休みを与えていく必要がある。トッテナム戦でも2人は大忙しだったが、疲労による怪我を回避していくうえでアルテタがどのようにローテーションさせていくのかは1つの注目ポイントになりそうだ。

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