“4343億円”もの金額を費やした夏に ビッグディール成立が目立ったプレミアリーグの総支出額は5大リーグの48%をも占める

昨シーズン、リーグ優勝したマンC photo/Getty Images

カイセドやライスといった高額移籍が目立ったプレミアリーグ

9月1日にヨーロッパの移籍市場が閉まり、最終日には多くの選手たちの移籍が決まった。

夏の移籍が終了したヨーロッパだが、今夏も多くのビッグディールを成立させたのがプレミアリーグだ。

英『BBC』によると、今夏にプレミアリーグのクラブ全体が新戦力獲得に費やした金額は合計で23億6000万ポンド(約4343億円)相当にもなるという。これは昨年の夏の支出記録である19億2000万ポンドを4億4000万ポンドも破る新記録になったようだ。
また、この金額は欧州の5大リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン)全体の支出総額の48%をも占める形になったという。

プレミアリーグでは5,000万ポンド以上の移籍が13件あり、これは過去2回の夏の移籍期間を合わせた金額を上回っている。ラ・リーガを除くと、5大リーグ全てのリーグで移籍の支出が昨年を上回る結果になったと同メディアは伝えている。

今夏のプレミアリーグの移籍で大きな話題となった1億ポンドを超える移籍は2件だ。チェルシーはブライトンからモイセス・カイセドを1億1500万ポンド(約212億円)で獲得し、アーセナルはウェストハムからデクラン・ライスを1億500万ポンド(約190億円)で獲得した。

他にも、ヨシュコ・グヴァルディオル(7700万ポンドでマンCに加入)やラスムス・ホイルンド(7200万ポンドでマンUに加入)、カイ・ハフェルツ(6500万ポンドでアーセナルに加入)ドミニク・ショボスライ(6000万ポンドでリヴァプールに加入)するなど多くのスター選手の移籍が実現した。

また、今夏新戦力に多くの資金を費やしたのがチェルシーだ。同メディアによると、10人の新加入に3億8000万ポンド(約700億円)を費やしており、2019年にレアル・マドリードが費やした2億9200万ポンドを更新したようだ。

毎シーズン、ビッグディールを多く成立させてきたプレミアリーグだが、今夏も多くの新戦力獲得に精力的に動いていた。

今シーズンも多くのスター選手が参戦したプレミアリーグにはどのようなドラマが待っているだろうか。

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