仏の名門リヨンがピンチ? 今夏はルケバ、アワールらも手放した「中堅チームになる危険性がある」

今季は1分2敗のスタート photo/Getty Images

今季は3戦未勝利と苦しいスタート

2001-02シーズンよりリーグ・アンを7連覇するなど、フランスを代表する名門クラブの1つであり続けたオリンピック・リヨン。

それ以降はパリ・サンジェルマンの台頭もあってリーグ制覇から遠ざかってきたが、それでも常にTOP10でフィニッシュしてきた。しかし、今季はそれも危ないかもしれない。

まだ開幕3試合を消化しただけだが、リヨンは1分2敗と苦しいスタートを切った。焦る段階ではないが、不安なのが今夏の補強だ。
今夏にリヨンはDFカステロ・ルケバをライプツィヒへ、MFチアゴ・メンデスをカタールのアル・ラーヤンへ、FWカール・トコ・エカンビをサウジアラビアのアブハーへ、FWムサ・デンベレをサウジアラビアのアル・イテファクへ、MFフセム・アワールをローマへ手放しており、実力者が多くチームを離れている。

それもアワールはフリーでの放出となっており、移籍金を回収できなかったのも痛手だ。

英『The Guardian』は指揮官ローラン・ブランの手腕にも疑問を抱いているようで、「リヨンは中堅チームになる危険性がある。リーグ・アンが18チーム制になったことや、チームの低迷ぶりを考慮すると、降格争いに巻き込まれる可能性もゼロではない」と不安視している。

若き天才肌のMFラヤン・チェルキや得点ランク上位常連のFWアレクサンダル・ラカゼットら実力者もいるが、一部実力者がクラブを離れた中でどう戦っていくのか。名門リヨンと言えども安心できる立場にはない。

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