マグワイアのウェストハム行きで“みんな幸せ”に 「すべての関係者にとって完璧」

マグワイアは出場機会を求めて移籍するのか photo/Getty Images

3000万ポンドでウェストハムへ?

今回の去就が注目される選手のひとりに、マンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイアがいる。昨季はユナイテッドのキャプテンを務めた同選手だが、エリック・テン・ハーグ監督のスタイルには合わず、出場機会を激減させた。今夏は、キャプテンの座もMFブルーノ・フェルナンデスに譲渡されており、移籍が既定路線であるとみられている。

そんななか、ウェストハムがマグワイア獲得で大筋の合意に達したと英『Daily Mail』は報じた。移籍金は3000万ポンドほどになるという。

テン・ハーグよりもシンプルで伝統的な守備スタイルをもつデイビッド・モイーズのチームであれば、マグワイアが持つエアバトル、対人守備といった特性はより発揮されるだろう。ユナイテッドにとっては、しこりを残すことなく新キャプテンの体制に移行することができ、移籍金を獲得間近であるとされるフィオレンティーナMFソフィアン・アムラバト獲得の資金に充てることもできる。
また、イングランド代表監督であるガレス・サウスゲイトは引き続きマグワイアを招集する意向だが、継続したリーグ戦での出場機会を求めており、サウスゲイトにとってもマグワイアのウェストハム行きはメリットが大きい。同紙はマグワイアのウェストハム行きは「すべての関係者にとって完璧」な移籍であると綴った。

しかしマグワイア側としては、モイーズ監督が引き続きウェストハムを指揮するのか不透明であることの懸念や、現在19万ポンドとも言われる週給の大幅な減額を呑まねばならないという問題が残っており、この点が克服すべき障害として残っていることも同紙は報じている。

ウィンウィンで決着するのならば言うことはないが、マグワイアの去就はまもなく明らかになりそうだ。

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