リーガで11ゴール奪う“スペインのムシアラ”への注目 ガビ、ペドリらと新スペイン黄金MF陣完成の時は近い

セルタで活躍するガブリ・ベイガ photo/Getty Images

昨季は0ゴールだったが……

昨年のワールドカップ・カタール大会ではベスト16の結果に終わったが、スペイン代表では若手タレントが確実に伸びている。

最も楽しみなのは、スペイン自慢の中盤だ。バルセロナで活躍する18歳のガビ、20歳のペドリの両名は以前から有名だが、そこに加えて今季はセルタでMFガブリ・ベイガ(21)が大ブレイクを果たした。

そのクオリティに驚いた人も多いだろう。ガブリは昨季セルタのトップチームでは7試合しか出番がなく、成績も0ゴールだった。昨季の時点ではガブリに気付いていなかったサッカーファンも少なくないはずだ。
それが今季はリーガ・エスパニョーラでの得点数を一気に二桁11ゴールまで伸ばしてきた。得点を奪えるセントラルMFとして人気を高めることになり、その才能が世界に知れ渡ることになった。今後はビッグクラブへのステップアップもあり得るだろう。

代表ではまだU-21しか経験がなく、A代表はこれからだ。だが、すぐにでもA代表で通用するタレントなのは間違いない。

伊『Gazzetta dello Sport』は得点を奪う力を持つことから、バイエルンでプレイするドイツ代表MFジャマール・ムシアラに近いインパクトがあると比較している。

来年のEURO2024までにはA代表デビューする可能性があり、マンチェスター・シティのロドリやレアル・ソシエダで伸びるマルティン・スビメンディらを含め中盤の構成力はトップクラスだ。いつの時代もスペインのストロングポイントは中盤にあり、若手が急速に伸びる新生・スペインの未来は明るい。

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