《338戦189ゴール》と勢い止まらない “37歳”の今もメキシコで躍動する恐怖の点取り屋

ティグレスはプレイオフを制した photo/Getty Images

ジルー、ベンゼマに負けぬ仏のベテラン

メキシコのリーガMXは29日にプレイオフ決勝2ndレグが行われ、グアダラハラとティグレスが対戦。試合は延長戦の末にティグレスが3-2で勝利を収め、優勝を果たした。

このゲームはグアダラハラが先に2点をリードする展開だったのだが、後半より3点を奪ってティグレスが逆転。その口火となる1点目のPKを沈めたのは、長くティグレスでプレイする37歳の元フランス代表FWアンドレ・ピエール・ジニャックである。

2015年よりティグレスでプレイするジニャックは、とにかく一貫性あるパフォーマンスを見せてきた。今季もリーグ戦では得点ランク3位となる20ゴールを記録しているが、メキシコで過ごした8シーズンのうち20ゴールに届かなかったシーズンは3度しかない。
ティグレスでは通算338試合で189ゴール46アシストと驚異的な成績を収めており、その勢いは37歳の今も衰える気配がない。年齢的には同じフランス代表でプレイしてきたミランのオリヴィエ・ジルー(36)、レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマ(35)と近い世代にあり、ジルーとベンゼマも欧州5大リーグで活躍を続ける鉄人プレイヤーだ。それはジニャックも同じで、とにかく怪我が少ない。今季も筋肉系の故障で3試合を欠場したくらいで、ほとんどフル稼働だ。

ジニャック本人もメキシコでの生活をかなり気に入っているようで、チームも今季はリーグ制覇を果たす充実ぶりだ。やや5大リーグを離れるのが早すぎたのではなんて声もあったが、ジニャックにとってメキシコ行きは大正解だったようだ。

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