個人昇格ではなく“クラブごと”プレミアへ? 5部へと加入した若きMFは10年間でトップリーグまで導いた

昇格を決めたムパンズ photo/Getty Images

来季プレミアへ昇格するルートン

プレミアリーグは第38節を終了し、2022-23シーズンの全ての日程を終了した。来季からはバーンリー、シェフィールド、ルートン・タウンの3クラブが昇格する。

3位に入って昇格プレイオフを勝ち抜いたクラブがルートン・タウンだ。サンダーランドとの準決勝では1stレグを1-2と落とすものの、2ndレグで2-0と逆転して勝ち抜く。決勝ではコヴェントリーにPK戦の末、勝利してプレミアへの切符をつかんだ。

悲願のプレミア初昇格となったルートンは、10年前の2012-13シーズンにはナショナルリーグ(5部相当)に所属していたクラブだ。そこから10年間で4度の昇格争いを勝ち抜き、ついにプレミアまで上がってきた。

特にコヴェントリーとの決勝にも先発出場したMFペリー・ラドック・ムパンズは、ウェストハムから2013年に当時5部だったルートンへ加入する。そこから成長して主力となったイングランド人MFは4度の昇格を経験。英『Sky Sports』によれば、同選手はノンリーグ(5部以下)から同じクラブでプレミアまで昇格した初めての選手だという。

5部から4部へと昇格した2013-14シーズンから今季まで在籍していたのはムパンズだけであり、5部時代を知っている唯一の選手だ。ジェイミー・バーディなど、ノンリーグから個人昇格を果たした選手はこれまでにも数名いるが、今回はクラブごと昇格するという非常に稀有な存在となった。

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