安定していた守備はどこへ? 名門シャルケ、最下位転落で再び2部降格のピンチ

ホッフェンハイム戦で0-2の敗戦を喫したシャルケ photo/Getty Images

やはりイェンツの不在は大きいか

シャルケは9日、ブンデスリーガ第27節でホッフェンハイムと対戦し、0-2の敗戦を喫した。

22分、ホッフェンハイムの華麗なパスワークからペナルティエリア内へ侵入されると、クロスに対してMFアレックス・クラールがオウンゴールをしてしまい、先制点を許したシャルケ。後半に入ると、68分に吉田麻也がドリブルで仕掛けてくる相手選手をペナルティエリア内で倒してしまい、PKを献上してしまう。GKが1度目のシュートを止めるも、キック時にゴールラインを踏んでいなかったことが判明し、やり直しに。イーラス・ベブが2度目のチャンスはきっちり決め、シャルケは2点のビハインドを背負うこととなった。

その後、反撃することができずに試合はこのまま終了。15位ホッフェンハイムとの残留争いの直接対決に敗れたシャルケは、7試合を残して最下位に転落することとなってしまったのだ。
安定した守備で第18節から8試合負けがなかった(2勝6分)シャルケだが、前節のレヴァークーゼン戦に続いて黒星を喫し2連敗。攻撃陣の静かさは相変わらずだが、直近の2試合で5失点と、ここにきて再び守備も崩壊しつつある。今冬の移籍市場で加入し、吉田の相棒として守備に安定感をもたらしていたCBモリッツ・イェンツがこの2試合を負傷欠場しているのだが、やはり彼の不在は大きかったか。

2020-21シーズンに2部降格の憂き目にあうも、1年で1部復帰を果たしたシャルケ。復帰1年目の今季は、1部残留が最低限の目標であっただろうが、再び2部降格の窮地に立たされている。残りの7試合で名門の意地を見せることができるのか。

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