なぜアリソンとヘンダーソンが試合中に言い合いを⁉︎ アリソンがその過程を説明

激しく言い合っていたアリソンとヘンダーソン photo/Getty Images

最善の方法が時には食い違うことも

プレミアリーグ第8節(延期分)で、チェルシー対リヴァプールはスコアレスドローに終わった。その試合中、リヴァプールのGKアリソン・ベッカーとMFジョーダン・ヘンダーソンがお互いの顔を突き合わせ叫び、揉めている様子が見られた。『The Mirror』によれば、多くのサポーターはその様子を心配している様子だったが、試合終わりには両者が笑顔で腕を組む姿を見せている。しかしサポーターは2人が衝突した理由がわからないまま。スタンフォード・ブリッジには不安が残ってしまっていただろう。

アリソンは『ESPN BRAZIL』にて、その衝突の件について説明した。

「そういう場面で気分が高揚してしまっているように見えることがあると思うが、それは2人のプレイヤーが必死に最善の方法を尽くし、チームを助けようとしているんだ。でも今シーズン、それは難しい挑戦なんだよ」

「私たちも人間だから他の人と同じように、良くできているときは嬉しく、何かネガティブなことが起こると、フラストレーションを感じる。だけどそれについてずっと嘆いている訳にはいかない。それがフットボールの良さでもあるんだ」

「調子が悪かったり、チームが上手くいかなかったとき、私達には2、3日後には再びできなかった事をやるチャンスがある。しかしそれが私たちチームの今シーズンの課題だ。どの試合も本来のクオリティで、チームとして戦わなければならない」

昨シーズン、マンチェスター・シティとプレミア優勝争いを繰り広げたリヴァプールだが、今季は苦しい戦いになっている。しかし監督をはじめ選手達の1試合にかける思いや、気持ち、そしてのしかかるプレッシャーは計り知れない。チームメイトでも必ずしも意見が同じとは限らず、時には食い違うことがあるだろう。最高峰の舞台でプレイするスター選手達ががむしゃらにチームに命をかけて戦う姿、それがサポーターにとっての応援材料であり、共に戦う意味であるはずだ。

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