ピオリ就任以降“5度目”の首位撃破 好調ナポリの前にジャイアントキラーが立ちはだかった

ピオリ監督のミランは首位チームに強い photo/Getty Images

首位ナポリに一泡吹かせたミラン

予想外の結果となった。3日、セリエA首位を独走するナポリがホームでミラン相手に0-4の完敗を喫したのだ。

FWヴィクター・オシムヘンやFWクヴィチャ・クワラツヘリアを中心に好調を維持している今季のナポリ。彼らはチャンピオンズリーグでベスト8まで勝ち上がっており、リーグ戦でも前節までわずか2敗と圧倒的な成績を残していた。先月4日のラツィオ戦は0-1で落としたが、それ以降公式戦3連勝と再び良い流れに乗っていた。

ところが、今回のミラン戦は前半のうちにFWラファエル・レオン、MFブラヒム・ディアスにゴールを決められてしまい、2点のビハインドを負ってハーフタイムに突入。後半に入ってからもレオン、MFアレクシス・サレマーカーズに追加点を許し、まさかの大敗となった。
オシムヘン欠場の影響があったとは言え、直近公式戦4試合未勝利のミランにここまで大差をつけられるとはルチアーノ・スパレッティ監督も考えていなかっただろう。しかし、長期的な統計を見るとこの試合でミランが勝利を収めること事態は全く不思議ではなかったようだ。

データサイト『Opta』は、ステファノ・ピオリ監督が指揮をとるようになった2019年10月以降、ミランが首位チームに対してセリエAの試合で5回勝利を収めていると伝えている。これは他のどのチームと比べても少なくとも2回以上多い記録となっているようで、英『Football Italia』はピオリ監督のことを「ジャイアントキラー」と表現している。

奇しくも13日と19日に今度はCL準々決勝で対戦するナポリとミラン。ナポリは今回のリベンジを、ミランは連勝を目指してこの2試合に臨むことになるが、ピオリ・ミランのジャイアントキラーぶりは欧州の舞台でも発揮されるのか。

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