1試合平均勝ち点“1.27”はクラブ史上最悪 失敗に終わってしまったポッター・チェルシー

アストン・ヴィラ戦で再び失速してしまった photo/Getty Images

約半年で終わったポッター政権

グレアム・ポッター監督に巻き返しのチャンスが与えられることはなかった。3日、チェルシーはポッター監督がクラブを去ることになったと公に発表した。

昨年9月まではブライトンの指揮官を務めていたものの、トーマス・トゥヘル監督の後任としてチェルシーに引き抜かれたポッター監督。チャンピオンズリーグではベスト8まで勝ち進んでみせたが、公式戦11試合でわずか1勝しか挙げられない時期も経験するなど苦戦。3月に入ってから少し持ち直したが、2日に行われたアストン・ヴィラ戦で0-2の敗北を喫し、リーグ戦順位を11位まで落としていた。

英『The Sun』によると、ポッター監督は1992年のプレミアリーグ創設以降でクラブ史上最悪の成績を残してチェルシーを去ることになってしまった。約半年でリーグ戦22試合を戦ったポッター監督の戦績は7勝7分8敗。1試合あたりの平均獲得勝ち点は1.27ポイントで、これは1993年から1996年までチームを指揮し、リーグ戦122試合を戦ったグレン・ホドル氏に並ぶ最低の数字だという。
ちなみにリーグ戦63試合を戦ったトゥヘル前監督は1試合平均1.94ポイント、その前任者のランパード氏は1.67ポイント(57試合)を獲得していた。このランキングにおけるトップ3は、2.31ポイントのアブラム・グラント監督(32試合)、2.19ポイントのジョゼ・モウリーニョ監督(212試合)、2.14ポイントのアントニオ・コンテ氏(76試合)となっている。

ブライトンでは自らの評価を着実に高めたポッター監督だったが、こういった成績の悪さも含め、彼のチェルシーでのキャリアは失敗だったと言わざるを得ない。新たなチームで指揮官を務める際には、この半年の鬱憤を晴らす仕事ぶりを見せてほしいところだ。

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