首位を走るヴィッセル神戸 縦に早いサッカーの中で輝きを増す経験豊富な”元日本代表選手”たち

第6節を終えた時点で首位を走るヴィッセル神戸

ここ数年はイニエスタやビジャ、そして元日本代表の大迫をはじめとする大型補強で毎シーズン話題に上がっていたヴィッセル神戸。しかし、優勝争いには絡んでいなかった。

そんな神戸であったが、今シーズンはここまで圧倒的な数字で首位を走っている。6試合を終えた時点で、5勝1敗。得点12、失点2と攻守に渡って隙のないチームになっている。

今シーズンは、前線からのハイプレスとショートカウンターを中心にし、縦に早いサッカーで得点を量産。そんな神戸において今シーズン輝きを放っているのが、ベテラン選手たちだ。
リーグ戦ここでまで12ゴールのうち、7ゴールが30歳を超える選手たちによるもの。大迫勇也3ゴール、酒井高徳2ゴール、山口蛍・武藤嘉紀が1ゴールとなっている。


海外経験や日本代表での経験も豊富なベテラン選手がチームにおいて欠かせない存在になっている。前線からのハイプレスも相手CBのパスコースを限定するように大迫と武藤がプレスかけることで相手のミスを誘発し、攻守において重要な中盤のバランスは、山口が斎藤や井出をうまく使うことでサポートできている。

また酒井と武藤の右サイドはコンビネーションの良さだけではなく、豊富な運動量でチームの勝利に貢献している。

そして、チーム最多得点の大迫のポストプレイは今の戦術において欠かせないものだ。昨シーズンは怪我に苦しんだが、今シーズンは得点だけでなく前線からのハイプレスや体をはったプレイも多い。

イニエスタやサンペールなど今の選手たちとプレイスタイルの違う選手もいるため、今後よりポジション争いは激化しそうだ。今シーズン躍動する神戸の優勝への鍵は、ベテラン選手たちの活躍かもしれない。

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