5大リーグの1つであるプレミアリーグで成功を収めるのがどれだけ難しいのか。それはウクライナサッカー界の大先輩が誰よりも理解していることだろう。
今冬にチェルシーへ加わったウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクを長い目で見てほしいとフォローするのは、自身もチェルシーでプレイした経験を持つ元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコだ。
英『BBC』によると、シェフチェンコはムドリクの将来性に期待をかけている。ここまでは思うような数字を残せていないが、時間をかければ結果が出ると信じているのだ。
「チェルシーは若くして才能ある選手を獲得した。彼はまだ自分のキャリアを歩み始めたところだ。チェルシーは彼と非常に長い契約を結んでいて、非常に珍しい。チェルシーは彼の将来に投資しているんだ。プレミアリーグでは通常今すぐ結果を要求するものだが、彼が契約期間の8年でどうなるか楽しみだ。クラブは忍耐強く、ムドリクの才能を信じるべきだよ」
チェルシーで苦労したのはシェフチェンコも同じだ。まったく結果を残せなかったことから、クラブ史に残るワースト補強の1つと言われることも少なくない。もっともムドリクに比べ、シェフチェンコは即戦力としての補強だった。
そんなシェフチェンコだからこそ、即時の結果を求められる難しさを理解しているはず。ムドリクはチェルシーのエースとなっていけるのか。サポーターも長い目で見ていくべきなのだろう。