はね除けた“スペインからの誘惑” 一度流れてもほぼ確実なマンU18歳FWのアルゼンチン代表デビュー

マンUで飛躍を遂げているガルナチョ photo/Getty Images

アルゼンチンの前線の層がさらに厚くなりそうだ

3月の代表ウィークでの実現は厳しくなってしまったが、近いうちにFWリオネル・メッシと共闘する姿が見られそうだ。マンチェスター・ユナイテッドの18歳FWアレハンドロ・ガルナチョはスペイン代表ではなく、アルゼンチン代表としてプレイすることを決めているという。

今季はエリック・テン・ハーグ監督の下、左ウイングのバックアッパーとしてトップチームで躍動しているガルナチョ。スペイン人の父とアルゼンチン人の母の下、スペインの地で生まれ育った彼はスペインユースとアルゼンチンユースの両方でプレイした経験があり、どちらの国でフル代表デビューを飾るのか注目が集まっていた。

そしてガルナチョは3月下旬に行われるパナマ戦、キュラソー戦に向けたアルゼンチン代表のメンバーに選ばれていた。しかし、12日に行われたサウサンプトン戦で激しいタックルを受けてしまい負傷交代。当分は戦線から離脱すると見込まれている。
これにより、今後スペイン代表がガルナチョを招集できる可能性もわずかながらに残されたわけだが、アルゼンチン代表ユースチームのコーディネーターを務めるベルナルド・ロメロ氏は、『D SPORTS RADIO』でこのようなコメントを残している。

「ガルナチョはアルゼンチン代表でプレイすることを心から望んでいる。彼の家に入るとメッシと一緒に写っている写真がたくさんあるんだ」

「スペイン代表の監督が彼に電話をかけてきて、彼はとてもはっきりと、敬意を持ってその電話に応えていた。しかし彼はアルゼンチン代表でプレイすることを決めていた」

スペイン代表の一員として活躍する姿も見てみたかったところだが、ワールドカップ・カタール大会を制したアルゼンチン代表のメンバーにガルナチョがどう割って入っていくのかは見どころ十分だ。いずれはメッシの後を継ぎ、アルゼンチン代表のエースとなる未来もあるのか。

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