ヴィエラの後任はアーセナル戦次第? 指揮官交代のパレスは“2つの道”を探っている

今年に入ってから苦戦していたヴィエラ氏 photo/Getty Images

残留に向け決断したパレス

19日のアーセナル戦がチームの未来を大きく左右することになるかもしれない。パトリック・ヴィエラ監督を解任したクリスタル・パレスは2人の人物を彼の後任に考えているようだ。

2020-21シーズン限りで退任したロイ・ホジソン氏に代わり、パレスの指揮官に就任したヴィエラ氏。昨季はチームをFAカップ準決勝に導くなど結果を残したが、今季は2023年に入ってから勝てなくなってしまい、直近公式戦12試合未勝利。リーグ戦順位は現在12位と悪くないが、降格圏に沈む18位ウェストハム・ユナイテッドとの勝ち点差はわずかに3。ヴィエラ氏は16日に行われたブライトン戦を1-0で落とした後、クラブを去ることになった。

クラブはU-21チームの指揮官であり、現役時代にはパレスでキャプテンを務めたパディ・マッカーシー氏が暫定でチームの指揮をとると発表している。英『Daily Mail』によると、マッカーシー氏はシーズンの終わりまでチャンスを与えられる可能性があるようで、アーセナル戦でチーム好転の兆しを見せることができるかどうかが判断材料となるようだ。
しかし、パレスは元指揮官ホジソン氏の復帰の可能性も排除していないという。ホジソン氏は今でもセルハースト・パークで高く評価されており、クラブや選手をよく知っているという事実がポジティブに捉えられているようだ。

ホジソン氏は2020-21シーズン限りでパレス指揮官の座から退いた後、2022年1月にワトフォードの指揮官に就任。残念ながらチームをプレミアリーグ残留へと導くことはできず、シーズン終了後にワトフォードを去っていた。そして英『Sky Sports』によると、当時ホジソン氏は「もうプレミアリーグの舞台で自分が戦うことはない」「妻や息子たちと自由な時間を過ごす」というコメントを残していた。

ホジソン氏の気が変わっていない限り、パレスが彼を復帰させるのはかなり難易度の高い仕事となりそうだが、説得することはできるのか。マッカーシー氏に期待できるとなれば全て丸く収まりそうなだけに、ひとまずは彼のアーセナル戦での奮闘に期待したい。

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