出場するたびにゴールを決めるストライカー。セルティックでプレイするFW古橋亨梧にはそんなイメージもついてきた。
ゴールを量産する古橋のペースは止まる気配がなく、11日に行われたスコティッシュ・カップ準々決勝のハーツ戦でも1ゴールを記録。相変わらずリーグ戦でもゴールを重ねており、今季全コンペティションを合わせた得点数は驚異の26ゴールだ。
数字を見ても、古橋がセルティックの歴史に名を残す特別なストライカーであることは確実だ。地元メディア『Daily Record』によれば、チームメイトのMFカラム・マクレガーも古橋を最高のチームメイトと絶賛している。
「彼は何度も走り直していて、疲れることがない。ボールをロストすればプレスに走るし、彼は間違いなく私が一緒にプレイした中で最高の選手の一人だ。ムサ・デンベレはゴールを狙えるターゲットマンで、オドソンヌはその両方を兼ね備えていた。キョウゴの場合はスピードとクレバーな動き出しだね。僕たちのフットボールは非常にシンプルで、彼は常に適切なタイミングでボックスへ入ってくる」
ムサ・デンベレ、オドソンヌ・エドゥアールはいずれも近年のセルティックを代表する点取り屋であり、スコットランドでの活躍からステップアップを果たした。古橋も2人に匹敵するレベルのFWと捉えられているのだ。
また『67hailhail』は、「古橋がコンディションを維持できれば、今季セルティックをさらに高みへ押し上げるゴールを積み重ねるに違いない。彼が最高の状態にあるとき、スコットランドのDFは対処できない。彼の素早い判断力、知性、スピードは、セルティックでしばらく見られなかったレベルにある。マクレガーが指摘するようにデンベレやエドゥアールとは異なるタイプの選手だが、同じように効果的だ」と絶賛する。
このスコティッシュ・カップでは、4月の準決勝で再びライバルのレンジャーズと顔を合わせる。古橋にチャンスボールを提供することこそセルティックが勝つ最善の道であり、もはや古橋は誰もが認めるリーグNo.1プレイヤーと言っていいだろう。