日本人同士で“MVP争い”? セルティックの万能戦士・旗手に大絶賛の声「古橋がMVPと考える人は……」

セルティックで活躍する旗手 photo/Getty Images

スコットランドMVPを巡って意見が割れる?

サッカーのMVP選考では得点数が重要視されるケースも多く、FWの選手の方が有利なんて意見もある。数字だけで見るならば、今季のスコティッシュ・プレミアシップで最も輝いているのはセルティックFW古橋亨梧だろう。

国内リーグでは得点ランク1位となる20ゴールを挙げ、国内カップ決勝のレンジャーズ戦ではチームを優勝へ導く2ゴールを決めた。古橋がセルティックを成功へ導くキーマンとなっているのは間違いない。

しかし、古橋を今季のスコットランド国内リーグMVPと決めつけるのは単純なのかもしれない。英メディア『Caught Offside』がもう1人のMVP候補にプッシュしたのが、セルティックで古橋とチームメイトのMF旗手怜央だ。
数字だけで見れば古橋が上だが、旗手は中盤からサイドバックまで幅広い役割をこなしており、攻守両面で気の利いた動きができるクレバーな選手だ。その動きの質はスコットランドへ向かってから明らかに向上しており、旗手の存在もセルティックには欠かせない。

セルティックではFW前田大然も活躍しており、日本人選手間でMVP候補に悩むという何とも特別な事象が起きている。同メディアは旗手のこともMVP候補と称賛しており、セルティックはもちろんスコットランドではすっかり日本人選手が主役になっている。

「3人の日本人選手がセルティックにもたらした影響は驚くべきものだった。前田と古橋はどちらも特別で、前田に関してはワールドカップでも日本に影響を与えた。古橋は今季すでに26ゴールを決めており、その中にはレンジャーズを撃破したリーグカップ決勝での2ゴールも含まれる。だが、彼がリーグの年間最優秀選手賞と考える人はセルティックのゲームを十分にチェックしていない。なぜなら、そのタイトルには旗手というもう一人の候補者がいると気付くからだ」

前述したレンジャーズとのリーグカップ決勝でも旗手は古橋のゴールをお膳立てしており、効果的なエリアへポジショニングする術に長けている。これは日本代表でも活かしてほしい能力で、旗手も特別な才能を持つプレイヤーと言えそうだ。

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