イングランド女子のブロンズは“俺より遥かにタフ” ピアース氏も驚嘆した「骨折を隠して戦ったEURO女王」

EURO2025を制した女子イングランド代表 photo/Getty Images

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驚きと誇り

かつて“サイコ”の異名を取った元イングランド代表DFスチュアート・ピアース氏が、現役最強サイドバックに最大級の賛辞を贈った。『The Sun』によれば、女子EURO2025優勝の立役者ルーシー・ブロンズが、実は大会期間中ずっと脛骨の骨折を抱えてプレイしていたという事実に、ピアース氏は「彼女は明らかに俺より遥かにタフだった」と脱帽した。

1999年にウェストハムの一員としてプレイ中、足を骨折しながらも10分間ピッチに留まった逸話を持つピアース氏だが、今回ばかりはお手上げだったようだ。「一度倒れた時、もう終わりかと思った。ところが彼女はまた立ち上がった。今にして思えば、彼女は骨に問題を抱えながら戦っていた。これは本当に重大なことだ。とんでもない勇気と根性を示した」と語っている。

33歳のブロンズはチェルシーに所属する右SBで、イングランド代表の連覇達成において不可欠な存在であった。スペインとの決勝ではPK戦の末に勝利し、準決勝イタリア戦でも劇的な逆転劇に貢献。そのすべての場面に彼女の執念が込められていた。
EURO1996で“スリーライオンズ”の象徴的存在となったピアース氏は、今回の女子代表について「どのインタビューを聞いても、どのプレイを見ても、全員が“イングランド代表である誇り”を体現していた。正直言って感動した」と述べている。

女子代表とU-21男子代表がともに欧州制覇を成し遂げた今、ピアース氏は最後に男子A代表へエールを送った。「今や、男子代表も“自分たちもあれを超えねば”と考えるだろう。FAが築いた新たなスタンダードに応える番が来た」と語っている。

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