2009年、日本代表がオランダ代表に挑んだ親善試合を覚えているだろうか。
結果は0-3と惨敗だったのだが、このゲームでオランダ代表デビューを果たしたのが当時22歳のFWエルイェロ・エリアだった。
オランダらしい技術の高いウイングだったエリアは、この日本戦で2アシストを記録。当時のエリアは国内のトゥエンテで本格ブレイクし、ドイツのハンブルガーSVに引き抜かれた頃だった。キャリアの中では最も勢いがあった時期と言える。
そのドリブルを記憶している日本のサッカーファンも多いはずで、間違いなく才能はあった。2011年にはユヴェントスへ移籍することになり、ポテンシャルはワールドクラスだったのかもしれない。
ところが、このユヴェントスでの挑戦がまるでヒットしなかった。5試合にしか出場できず、その後移籍したドイツのブレーメンでもインパクトに欠けた。その後オランダに戻ってフェイエノールトで活躍したが、結局5大リーグでは満足な活躍ができなかった。
昨夏にADOデン・ハーグを退団してからはフリーの状態となっていたが、オランダ『Voetbal Zone』は改めて36歳を迎えたエリアが現役を退く意志を固めたと取り上げており、このままスパイクを脱ぐようだ。
2010年のワールドカップ・南アフリカ大会決勝のスペイン戦にも途中出場するなど期待されていた逸材だったが、ワールドクラスのタレントにはなりきれなかったか。デビュー当初のインパクトは強かっただけに、5大リーグで活躍できなかったのが残念だ。